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チタン64金属3Dプリンター造形の難しさ

金属3Dプリンターでチタン64を造形する場合、一番気にしなければいけないのが造形姿勢とサポート設計になります。

チタン64の金属造形は熱歪みとの戦いになるからです。

その熱歪みを私たちがコントロールする事はできません。やれることといえば・・・いかに熱歪みが起きにくい造形姿勢を考えるかと、熱をうまく逃がすサポート材をどう付けるのか・・という事だけです。

これがうまくいかない場合はサポート材から製品が剥がれ、応力に負けた残骸が出来上がるだけなのです。それほどチタン64造形は3Dプリンターの中でも難易度が高い材料なのです。

そういえば東大の先生に金属3Dプリンターで造形したチタン64は針状晶だから途中で割れるでしょ??と言われたこともありました。

確かに途中でクラックの入る事例も多く観察できています。

なんとかうまく造形できても内部にはかなりの応力がたまっています。

内部に溜まった応力は造形完了次第熱処理炉にいれ応力除去をしないと、

切り離した際に造形品が大きく歪んでしまうでしょう。

熱処理も不活性ガス(アルゴン)を注入しながら適切な温度と時間で応力除去をする必要があります。それを怠ると真っ黒な造形品が熱処理炉から出てくるはめになりますので注意して下さい。

航空機、医療などでよく使われるこのチタン64造形ですが、その他にもサポート材の除去が困難だったり・・・サポート除去時に火花が出たりと中々私たちのコントロールが及ばないことも多々ありますが

軽量化、強度UP、、難加工対策や人体へなど・・夢も他の材質を圧倒するほどのスペックを持っていますので、新しいモノ作りに挑戦したい企業様や軽量化をコンセプトにしている企業様にお勧めです。

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