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異種金属の接合も金属3Dプリンターで可能になる?

S__1654849金属の3Dプリンターは金属粉末にレーザーを照射して溶融させて造形して行きますが、その場合、基準プレートと呼ばれる金属の板の上に溶接しながら造形して行くイメージになります。

例えば、弊社の場合ですと基準プレートはS50Cを使用しておりますが、その上にマルエージング鋼を積み重ねて(積層造形)させていきます。そうするとS50Cにマルエージング鋼がくっついて(溶着)いきます。

この時点で異種金属接合がすでに行われているのです。左の写真で見るようにこの金属同士は完全に密着し接合(溶接)しております。

この技術を応用すれば異種金属の接合も夢ではありません。しかし・・現状金属3Dプリンターで溶融できる金属は限られており、わずか7種類ほどですのでそこを基準として考えなければなりません。

弊社では金型づくりの際に少しでもお客様に安く提供できるようにハイブリッド構造という技術を使わせて頂く事が多いですが、その際にSKD61との接合。NAK材との接合、SCMとの接合等様々な金属と接合させております。

接合強度については名古屋市工業研究所の協力を頂き、三点曲げ強度試験を行い、その強度については太鼓判を得ております。

現状ではマルエージング鋼の接合がメインに行われていますが、その他の保有金属材料でもハイブリッド接合を依頼されるお客様も多くおります。

弊社自身も、例えば・・銅にチタンを付けてみる。S50Cにアルミを接合させてみるなど、特に意味がなくてもこの技術の応用というチャレンジはし続けたいと思っています。

写真はSCM435にマルエージング鋼を積み重ねたものです。もちろん曲げ試験はクリアしております。

ただし・・すべてが成功するわけではありません。弊社でも相性の悪い結果がありました。

そこはご理解ください。

ニッチな世界だとは思いますが、異種金属の接合に関しても一度お気軽にお問い合わせください。

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