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金属3Dプリンター造形品の価格

金属3Dプリンターが世の中で騒がれる一方で、皆様がご心配されるのは金属造形品の価格ではないかと思います。

もちろん新しい技術でもありますし、設備費もかなり高額なのでそれに伴い金属3Dプリンターで造形したものは価格が高いだろうな??と思っていらっしゃる方が殆どだと思います。

残念ながら。。。正解です。

今もお見積りをすると「高いね~」と言われることがほとんどです。

しかし、「高いね~」という造形見積もりに共通して言えることは、既存工法で簡単に製作できるものです。

5万でできていたものが20万になったら「高いね~」と言われて当然です。

でも実際は金属3Dプリンター造形品の方が安い場合も多々あります。

一つには中子を使うような型を製作しなければならない場合は型製作費もありますので、金属3Dプリンターで造形した方が安くなります。

しかし、あくまでも一つ、二つの場合です。大量生産は金属プリンターでは不向きなので大量に欲しい場合はやはり型を作るべきです。

もう一つには難削材加工の場合です。

難削材では大きな材料から薄く削りだすような加工があります。ほとんどが切り粉に変わっていくような製品では加工時間も人件費もかかります。

そんな場合は金属3Dプリンター造形品の方が安く早くなるのです。

造形品の価格構成

そして気になる価格の構成ですが、一つは金属の体積(使用粉末費用)費用。これは純粋に使った金属粉末量(kg単価)の価格になります。

それに設備費用(減価償却)、ガス費用、電気費用、人件費などをのせたチャージ金額に造形時間をかけて算出します。

そして、サポート材除去費用、熱処理費用、2次加工費用などの別工程の費用が加算されて造形品の価格が決まるのです。

造形で高くなるもの

よくお電話でお問い合わせ頂けるのは100mm角でいくらくらい??と訪ねられますが、金属3Dプリンターで作る場合このようなサイコロを仮に作ったとしたらとてつもなく高くなります。

それは、kg数百円の鋼材と違い、金属3Dプリンター用の金属粉末はkg数万円になりますので、同じ体積でもサイコロの価格は単純に材料単価の違いに現れます。それにプラスアルファーでチャージ価格が加算してみると通常鋼材の数十倍、数百倍になってしまうのです。

造形で安くなるもの

逆に造形で安くなるものも参考事例として挙げさせていただきますと、体積がすくないものです。サイズ感は100mm角でも中身はスカスカなトポロジー設計品のようなものです。

この場合、鋼材から加工すると時間も工具費も人件費もかかります。

金属3Dプリンターではレーザー照射面積が少なく、体積が少ないもの・・つまり、機械加工ではかなり大変なものが安く早くできる仕組みなのです。

特に難削材といわれるチタン64、インコネル718、純チタンなどは更に付加価値は上昇しますので「えっ そんな金額でできるの?」といわれる事もしばしばあります。

金属3Dプリンターでの加工費には複雑形状は価格に反映する事はありません。あくまでもかかった時間と体積なのです。

まとめ

上記の事でわかるように、既存工法と金属3Dプリンターは相反するところにメリットがあります。

既存工法で簡単にできてしまうようなものは高く感じ、既存工法でめんどくさいものは安く感じます。

ですから、既存工法と金属3Dプリンターをうまく使い分けることが御社のコストを下げる近道になるのです。

 

 

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