ブログ

ASTM規格で3Dプリンターを強化する取り組み

国際基準規格を策定する世界的機関であるISO(国際標準化機構)とATSM International(米国試験材料協会)は以前、急速に成長する3Dプリンター(Additive Manufacturing:)分野の国際基準規格策定のためのフレームワークを制定したと発表していましたよね。

ASTM規格とは世界最大規模の標準化団体である米国試験材料協会(ASTM International)が策定する規格です。

ASTM規格を満たすことで商談先からの品質についての信頼を高めることが期待できるのでASTM F42委員会が設置されました。

サラッと見ただけですが、重要文書に

  1. F2971標準プラクティス: 積層造形により調製されたテスト用サンプルのデータ報告
  2. F3122標準ガイド: 積層造形プロセスを介して製造された⾦属材料の機械的性質の評価
  3. ISO/ASTM 52915標準仕様: 積層造形ファイル形式(AMF)バージョン1.2
  4. ISO/ASTM 52910ガイド: 積層造形製造設計
  5. ISO/ASTM 52901ガイド: 積層造形、一般原則、購入済み積層造形部品の条件
  6. ISO/ASTM 52900標準用語: 積層造形 — 一般原則 — 用語
  7. F3049標準ガイド: 積層造形プロセスで使⽤される⾦属パウダーの性質判定
  8. F3091/F3091M標準仕様: プラスチック材料の粉末床溶融結合
  9. F3187 標準ガイド: ⾦属の指向性エネルギー堆

等があるようで、読んでいるだけでいまの状態ではほど遠く、非常にハードルは高いと感じてしまいます。やはり日本はかなり遅れています・・・

国際標準が発行されるとビジネス上の制約になることも考えられます・・・

しかし、逆に考えるとチャンスでもあるのです。アメリカではGEが金属3Dプリンターを使用した製造が始まり、ドイツを中心とした欧州、アメリカ、中国でも広がりを見せています。

でも疑問に思うことも多々あります。

金属3Dプリンターの一番の泣き所はトレーサビリティーです。

多くのサービスビューローでは金属粉末の焼結していない部分はリサイクルで使用します。

すると、次に別の造形する際にリサイクル品とバージン材の粉末と混ざり、どのロットの金属粉末がどうなって行くかは把握できなくなってきます。

また何回リサイクルされているのかも追うことは不可能です。

それをどう管理し、ASTM規格化していくのか非常に興味がありますし、GEやその他の海外サービスビューローがどのようにトレーサビリティやエビデンスを確保しているかが気になります。

ソフトウエア上でなんとかなるものなのか・・それとも厳しい工程管理が必要になるのか・・・

どちらにせよ、弊社でも勉強して追随できるのかどうか・・まずは資料を読みこみたいと思います。

 

Return Top