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宇宙産業にとって必須の技術、金属3Dプリンター

宇宙航空研究開発機構 JAXAでは「少量多品種生産が得意な金属3Dプリンタは、人工衛星などの宇宙機で使用する部品に適した製造方法であり、将来の宇宙産業にとって必須の技術となり得る。」と位置づけています。

しかし現状では、金属3Dプリンターで造形した部品がそのままロケットや人工衛星に使える訳ではありません。まだ課題は山積みだと理解しています。

ロケット1基打ち上げるのにとてつもないお金が動きます。一つのミスでそのお金は消えてしまいます。

ですから、金属3Dプリンター造形部品がその信頼性を得るにはたくさんの試験にも耐える必要がありますし、日本の金属加工技術との融合で新たな工程を模索する必要があるのです。

ですが、大きな問題として金属3Dプリンターで作った金属が何度作っても同じ品質か?同じ密度か?同じ精度か??という問いに対して「間違いありません!!」と言い難い様々な不安定要因があります。

それは湿度、温度、粉末、レーザー、リサイクル回数などになりますが、厳重に管理したら「間違いない」という確証もまだつかめていないです。

本来なら私たちがそれをやるべきですが、テストには莫大な費用もかかりますし、もちろん時間も必要です。自力でそれを立証することは残念ながら不可能です。

恐らくJAXA内で研究は進んでいると思うので、それらの結果が良好であることを願うだけです。

また、宇宙産業ではその他に金属材料の開発なども急がれます。

現状の金属3Dプリンターではチタン64、インコネル718、マルエージング鋼、アルミニウム、ステンレス、コバルトクロムですが、いずれはハステロイやマグネシウム合金、タングステンなどの特殊金属材料の需要も高まってくると思われます。

それには国も含めた補助、そしてたくさんの会社と大学の連携が必要になってきます。

役割を決め1日でも早くそれらの研究をさせてもらえれば、金属3Dプリンター工法の発展につながるのですが・・・

いずれにせよ、近い将来金属3Dプリンターで造形した部品が宇宙に行くことは、私たちの1つの楽しみでもあります。

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