金属3Dプリンター純チタンの造形スタート

金属3Dプリンターでの純チタン造形を来年1月にスタート致します。

今までチタンと言えばチタン64だけでしたが、純チタンが可能となります。

純チタンの用途としては医療・健康で人口骨、関節、歯科材料、手術器具、ペースメーカー、車椅子、ステッキ、アルカリイオン浄水器電極、歯ブラシ、ピンセット等。また化学工業、電解工業では電極、電解層、熱交換器、反応槽、電解精錬用電極、滅菌装置、バルブ、ポンプ、遠心分離機などで使用できます。

もちろんその他の用途としてもお使いになれます。

チタンは鉄に比べて比重が軽く、軽量化で強度必要な部分に使用できますので今後のEV自動車や航空機などでも軽量化の1部品として見込めると思います。

年内に純チタンのパラメーター調整を行い、来年1月には純チタンの造形も出来ます。

造形金属も増やしつつ、また新たな金属パラメーターの開発に取り組んでいます。

純チタンの金属3Dプリンターのご要望ありましたら、是非お気軽にお問い合わせ下さい。

平成29年度戦略的基盤技術高度化支援事業の採択されました

昨年は「愛知ファンド」補助金が採択され3年前より暖めてきたカスタムメイド人工股関節の初期の造形と機械的特性の試験をさせて頂きました。

その結果を踏まえて、日本のカスタムメイド人工股関節を事業化まで持って行く為の「サポイン」の申請をさせて頂きました。

結果・・・・・採択!!!

これでまた一歩金属3Dプリンターで製造する人工股関節が現実か出来そうです。

今回のテーマは「人間工学に基づくデザイン設計と三次 元積層造形技術で挑むカスタムメイド 人工股関節の開発と事業化」という内容になっておりまして、まさに人それぞれの症例を姿勢、体重、性別に合わせ込んだ人工股関節を作る事になります。大学病院にも協力して頂きたくさんの症例に対し満点をとる活動をしていきたいと思います。

金属3Dプリンターの本当の実力がカスタムメイド人工股関節で発揮できるのは大変嬉しい事です。

安く、早く、そして患者様の負担にならない人工股関節の事業化を一丸となって進めて行きます。

http://www.chubu.meti.go.jp/b31technology/sapoin/kouhyou/press_saitaku290728.pdf

拡散接合と金属3Dプリンター協業

拡散接合とは

金属の面と面の接合で異なる材質、溶接では出来ない材質の接合が可能な工法です。接合材を加熱・加圧し、原子の拡散を利用して接合することにより3次元水管などの金型にも応用できます。しかし、加圧することにより小さい金型では圧力に耐えきれなかったり、また金型製作に時間がかかったりします。

金属3Dプリンター

金属の3Dプリンターでは拡散接合と違い、始めから一体構造の3次元水管金型製作ができますので工期も短く、高付加価値の金型製作ができます。しかし、造形範囲が小さいことと残留応力の問題があり大きな金型には不向きです。

拡散接合+金属3Dプリンター

弊社では拡散接合+金属3Dプリンターの技術の両方を要求されることがありますので、長野県諏訪市の「株式会社MOLE’S ACT」様と協業することになりました。お互いのメリットデメリットを把握し、大きい金型は拡散接合にて・・小さい金型や複雑なものは金属3Dプリンターで対応していこうと考えております。

似たような技術であるにも関わらず、お互い牽制しあっていては前に進むことができません。お互いを知りお互いをカバーしあえればよりたくさんのお客様と出会うことができます。

ひと昔、拡散接合も水漏れしたり割れたりといった時代もあったと聞いておりますが、今は技術も進化し十分に耐えうる金型ができるようになりました。拡散接合+金属3Dプリンターの協業により高付加価値の金型をたくさんのお客様に提供していきます。

株式会社MOLE’S ACT様提供
株式会社MOLE’S ACT様提供

ソディック最新金属3Dプリンター発表!

このところ新聞記事に金属3Dプリンターの話題が増えてきました。本日はソディック様から最新金属3Dプリンターの発表です。

今まで金属3Dプリンターの標準造形サイズは250mm角でした。理由はレーザーの距離だそうですが、今回ソディック様から発表されたのは350mm角です。正直言いますと「非常に良いサイズ」です。

今までも250mm角を超えるサイズの要望は色々なお客様からありましたが残念ながらお断りをさせて頂いておりました。

レーザーの距離の弱点はSLMソリューションズ(独)が採用している複数レーザー搭載で克服しているようです。

新聞記事によると3機のレーザーが搭載されているように書かれています。

レーザーが複数搭載される事により当然造形速度も向上しますのでコストダウンにも大きな期待を寄せるところです。価格は今後決定するとの事ですので注目です。

あとは以前から問題にしております、造形サイズが大きくなると残留応力も増えるという問題です。

複数レーザーで金属の冷却時間のバラツキが更に複雑になりますので、今後金属造形後の応力がどのようになっているのか?精度への影響等詳細を調べていきたいと思います。

良い物は積極的に採用していくつもりです。

今後金属3Dプリンターの動向には本当に注目すべきだと感じています。

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補助金採択通知でカスタムメイド人工関節加速

喜ばしい事に補助金の採択通知がきました!!カスタムメイド人工骨の開発の為に申請をしたのですが、万が一補助金が採択されなくとも開発は進めるつもりでしたが採択通知がきた事により一気に加速できそうです。

カスタムメイドの人工関節は以前から開発の前段階を2年間かけて育ててきました。ようやく形になってきたので進めようとプレスリリースまでさせて頂きましたが、さらに試験等を手助けして頂ける補助金が出る事によりコンソーシアムの皆様が気を使う事無く前を見据える事が出来ます。

欧米ではカスタムメイド人工関節等はすでに普及していましたが、日本では色々な諸問題があり進んでいませんでした。もちろん色々なところで同じ事を考えていらっしゃる方々はいるようでしたが、あまり進んでいないようでした。私たちはこれで本当に形にする事が出来そうです。

何よりも患者様の為、そして医療の現場の為にこの開発が大きな意味を持つ事が以前から言われております。

超高齢化社会を目の前にしてこの開発が医療の現場を少しでも支える事が出来れば・・と思います。

カスタムメイド人工関節の販売時期は2年後を目指しておりますが、課題を全てクリアしなければならないのでその進行状況に依存されます。とは言え・・

目標を立てなければダラダラとしてしまいますので、しっかり目標をもって取り組みたいと思います。

今回の採択により、サポインへのブラッシュアップも期待できるので結果を出しながら進める事が大事です。

人工股関節

びっくり!GEが金属3Dプリンターメーカーを買収

もう皆様ご存知でしょうが・・アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)は6日、欧州の3Dプリンターメーカー2社を14億ドルで買収すると発表しました!

寝耳に水的なニュースでした・・買収するのはスウェーデンのArcam社とドイツのSLMソリューションズの2社だそうです。

GEでは今までも金属3Dプリンターを使用した部品づくりで大きな成果を上げてきていますが、今後も金属3Dプリンター技術を強化しコスト削減に取り組むということなのでしょうね。

今現在でも金属3Dプリンターを使用したモノづくりはドイツを中心としたヨーロッパとアメリカが先行しています。日本での金属3Dプリンターの立ち位置は非常に低くここには大きな差が生まれています。造形技術はもちろんの事ですが、設計の考え方は10年〜15年遅れていると言われております。

この製造方法が確立していくとモノづくりの考え方が大きく変わると考えられるので、日本国内においてもそろそろ真剣に取り組むべき事と考えます。

弊社でも立ち上げから3年頑張って設備投資をしてきて国内最大ビューローと言われてきましたが、GEが持つ工場では金属3Dプリンターが100台並んでいるとの話も聞いておりますので日本の小ささが見て取れます。

まずは金属3Dプリンターを知る事、そして使ってみる事。 

そして何より重要な事は、1〜2回のテストで金属3Dプリンターは駄目だという判断をしない事です。機械加工やロストワックスとの比較ではなく、新たなデザイン、付加価値の創造に努める事だと思います。

今から更に金属3Dプリンターの動向から目が離せなくなりましたね!

SLM

 

日本初の「カスタムメイド人工股関節」の開発開始

株式会社J・3Dでは以前から名古屋市立大学病院と「カスタムメイド人工股関節」の開発におけるコンソーシアムを組んできました。内容が固まってきた事と、実現できる可能性が高まった事から日本初の「カスタムメイド人工股関節」を共同開発する事になりました。

人工股関節の置換術は急速な患者の増加に伴い、患者個々の骨格・症状に合わせたカスタムメイド人工股関節の開発が求められてきました。株式会社J・3Dでは金属3Dプリンター技術とX線CT技術を融合させ、患者個々のカスタムメイド人工股関節の試作に成功した。

人工股関節人工股関節は超高齢化の影響から身体機能を補う為に必要不可欠なものとなりつつある。しかし、医療現場では既存工法で作られた人工股関節を患者の症例ごとに工夫しながら装着する為、術時間が長くなったり場合によって再置換が必要な場合もある。それらの技術的課題を解決したカスタムメイド人工股関節は、追加の補強部材の必要性がなく、その材料との位置関係や相互の干渉を考慮することなく強固な固定が得られる。

人工股関節の置換術は、全国で10万例以上実施されており、その内愛知県は全国の6%の市場で6000例の置換術がされている。これらの人工股関節の90%は輸入に依存しており、国内の産業としての確立も高い事、また、経済産業省より積層造形医療機器開発ガイドラインが2015年に発信された事が追い風となり自信が出来た。

金属3Dプリンタ(積層造形機)では単工程で一体化の人工股関節を造形することができ、これによる製造過程の大幅な時間短縮が可能となり、患者さんの病態に応じたカスタムメイド人工股関節が迅速に提供できるようになる。

今後は名古屋市立大学病院と最適な人工股関節を症例ごとに開発、試作造形を繰り返し、課題である強度試験などを実施し、確かなカスタムメイド人工股関節が提供できる体制を構築する。これらの開発が成功すれば人工骨など整形外科領域の幅広い分野で応用でき、患者の個別化医療に応える第一歩になる。

今こそ日本の金属3Dプリンターの結束が必要

このところ色々な情報が集まってきます。良い話も悪い話も入り交じっていますが、今最大の関心のあるニュースが届きました。

今後、日本の金属3Dプリンターマーケットに海外が進出してくるというお話です。

考えてみたら当たり前の話で、「EOS」も含めたくさんの海外メーカーの金属3Dプリンターが販売されていて、昨年の販売実績から見てもまるで日本に大きなマーケットがあるように写った事でしょう。

欧米では10台〜100台の金属3Dプリンターを保有する企業が(ビューロー)がいくつかあります。今現在それでお仕事をされている訳ですからビジネスモデルとして確立しています。しかも随分前からです。

弊社もそうですが、金属3Dプリンターを購入してから立ち上げまで多くの時間とお金が必要でした。いえ・・今もそれは進行中です。

それほど金属3Dプリンターでの造形は難しいという事なのです。

欧米では国の補助も十分にあったようで金属3Dプリンターを使いこなせるようになるまでに潤沢な資金を用意してくれていたようです。

そんな彼らが急激に購買台数を積み重ねる日本の市場を狙わない訳がありません。すぐにでもビジネスを始められるノウハウを持っています。

そんなニュースのある中、まだマーケットが確立していない金属3Dプリンター業界で結束もなしに海外勢と戦うのは非常に困難であると予想します。

今、弊社と協業、協力、情報交換していただける企業様は僅か5社。台数にして7台。

こんなちっぽけな組織では太刀打ちできないかもしれない。

今後の事も考え、5年先の事を皆様で話し合う必要がありそうです。

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金属3Dプリンターのパラメーター開発(4号機導入)

計画していました金属3Dプリンターの新素材のパラメーター開発の日程が少し遅れております。

5月末には入ると思われていた4号機搬入の日程がずれています。7月初旬にはスタートできるかと思います。

今回購入した金属3Dプリンターの特徴は・・パラメーター開発をする為のオープンパラメーターが搭載されています。メーカーはもちろん「EOS」です。

「EOS」といえばパラメーターを触れないイメージがついていますが、オプションでは触れるものがあります。今回はそれになります。

購入の目的は主にパラメータ開発(新素材の開発)ということになるのですが、お客様の注文が現在のキャパを超えるようならすぐに生産にも対応します。

現在パラメーター開発の依頼を受けている金属は2種類。7月から徐々にスタートして行く方針です。

自動車、航空機、医療での金属材料の開発等で皆様に活用して頂ければと思います。

新たな金属3Dプリンターの使い道を皆様にご提案させて頂きます。

服部君

 

大型金属3Dプリンターついに日本からも誕生

とうとうこの時代が訪れました。日本からも金属3Dプリンターの大型がリリースされてきました!

松浦機械製作所から600×600×500の造形サイズが出た模様です。詳細情報はあまりありませんが、出力は1000Wだそうです。

6月22日から始まる「設計・製造ソリューション展」に展示されるとの事です。

海外メーカーからは先行して大型機がリリースされていましたが、いよいよ国内も・・・・

弊社のお客様ももっと大きなサイズは出来ないのか??とお問い合わせを頂く事も多い為このリリースは非常に嬉しい限りです。

もう少し必要な情報を集め皆様にご紹介できればいいかと思います。

ちなみに・・弊社でも大型金属3Dプリンターの検討に入っております。

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