金属3Dプリンターで造形できるミニマムサイズは?

金属3Dプリンターで造形できる範囲は250mm角以内になっていますが、ミニマムサイズはどれ位ですか??と質問されます。

レーザーの最小スポット径が0.2mmなのでそれが最小サイズ・・と言いたいところですが形状をはっきり認識するレベルで出来ないので最小サイズは1mm角までならできるとお話をさせて頂いていますが、最終的にワイヤーカットで切り離したとき・・水と一緒に流れて行ってしまう可能性が大です。そうなると見つけ出すのが困難だと思われますので。出来る事なら最低5〜7mm角欲しいところです。 “金属3Dプリンターで造形できるミニマムサイズは?” の続きを読む

金属を溶融するパラメーター

色々なご質問やお問い合わせがきますが、最近ではかわったご質問が多くあります。

その中で一番多くびっくりしているのが、レーザーのパラメーターを教えて下さい。というご質問です。

残念ながらそれにお応えする事はできません。弊社が使用するEOSでは最適なパラメーターを購入しております。他社の金属3Dプリンターで全く同じレーザーを搭載している物もありますのでお応えする事は弊社にとってはコンペジター。ということでお断りさせて頂いております。

どうしてもうまくパラメーターが出来ない場合は購入先に聞く事が一番だと思います。

弊社でも現在新素材のパラメーター開発に着手しておりますが、パラメーターと言うのは時間とお金をかけて作り上げるものですので、弊社内でも重要機密事項となります。

以前からお話しさせて頂いておりますがパラメーター開発には最短で1年の月日を使う事になります。その苦労を簡単に売る事もあげる事も出来ないという事ですのでご理解して頂ければと思います。

色々なコンセプトの金属3Dプリンターが存在します。何がやりたいのか、どこまでやりたいのかなどはしっかり整理して購入する事をお勧め致します。

その際の工場見学等はご協力させて頂きますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

eosint_m_280_1

 

金属3Dプリンターのレーザー交換について

先月弊社の金属3Dプリンターの2号機のレーザーが破損しました。応急処置で1号機と2号機のレーザーを入れ替える事で対応しましたが予告通り約4週間で新しいレーザーがが届きました。

入れ替える設備がなかったら1ヶ月間開店休業になるところでした。

さて、新品のレーザーが届いたという事で早速昨日交換して頂きました。これでしばらく・・大丈夫かと思います。

新品のレーザーの保証期間は1年。1年以内に破損した場合は保証範囲内ですが1年を超えたら購入費用として2000万円の費用がかかります。レーザーの消耗は電化製品並みに早いという事がよくわかりました。

先日、とある総会に参加した時に金属3Dプリンターの販売台数が減る傾向にあるというお話を聞きましたが、そりゃこんなにランニングコストがかかるなら考えちゃいますよね。

昨日も書きました松浦機械製作所様から600角の金属3Dプリンターがリリースされますが、1000Wのレーザーが壊れた場合の価格もちゃんとメーカーに聞いた方が良さそうです。

400Wで2000万かかってしまっているので・・それ相応の価格になる事が想定されますので。

レーザーの交換は金属3Dプリンターにとっては当たり前の事になるので、毎日レーザーの出力測定をして前兆を知る必要がありそうですね。弊社がレーザーの測定を始めたのが丁度1年前になるのでデーター不足で前兆を見極める事が出来ませんでした。が・・・今回の事もふまえ前兆がつかめるデーター測定をします。

こういうノウハウも含めて金属3Dプリンターって改めて難しい・・そして積み重ねがなければ技術力も上がらないという大変な加工方法という事を実感します。

レーザー交換

大型金属3Dプリンターついに日本からも誕生

とうとうこの時代が訪れました。日本からも金属3Dプリンターの大型がリリースされてきました!

松浦機械製作所から600×600×500の造形サイズが出た模様です。詳細情報はあまりありませんが、出力は1000Wだそうです。

6月22日から始まる「設計・製造ソリューション展」に展示されるとの事です。

海外メーカーからは先行して大型機がリリースされていましたが、いよいよ国内も・・・・

弊社のお客様ももっと大きなサイズは出来ないのか??とお問い合わせを頂く事も多い為このリリースは非常に嬉しい限りです。

もう少し必要な情報を集め皆様にご紹介できればいいかと思います。

ちなみに・・弊社でも大型金属3Dプリンターの検討に入っております。

m400_contentbild

それは突然にやってきた・・金属3Dプリンターのリスク「レーザーの寿命」

前々から恐れていた金属3Dプリンターのリスクが突然にやってきました。ヒタヒタと忍び寄ってきた訳ではなく、突然です。

それがレーザーの破損です。

以前からお伝えしてきたようにレーザーは3年以内に壊れます。弊社ではそれを少しでも早く察知する為にレーザーの出力測定を実施してきました。しかし・・それは音も無く突然やってきたのです。

370W(ワット)の出力を出してみたところ・数値は320W・・レンズが曇っているのか??拭いても拭いてもその数値に変化はありませんでした。恐れていた「レーザー寿命」がきたのです。

弊社では3台の金属3Dプリンターがあります。320Wでも問題なくプリントできる鋼種を造形する設備は1号機。1号機と2号機のレーザーを入れ替える事によりレーザー出力低下による停止期間の緩和が出来ることがわかりました。

もし・・1台しか金属3Dプリンターを持っていなかったと想定すると、ドイツからレーザーが届くまでに4週間。交換に2日間。1ヶ月丸々仕事ができない状況でとてつもない損害金額が生まれるところでした。

しかもレーザー交換の見積り金額は・・「2100万円」。。冗談かと思うくらいの高額です。

それでも御社は金属3Dプリンターを購入しますか??と聞きたいくらいの出来事です。今回は複数台の金属3Dプリンター保有でのリスク回避はできましたが、よくよく考えてみるとこれから毎年このリスクが訪れる可能性があるという事。毎年レーザーの破損が続くのかもしれません。

その度に「2100万円」の出費があるかもしれないと思うと暫くは利益どころじゃないのかもしれません。それでも私たちが金属3Dプリンターに着手する理由は「可能性」です。

金属3Dプリンターには多くの知識とノウハウが必要です。それらをいち早く習得し真似できない確実な技術を蓄積する為なのです。

とは言え・・・「レーザーの破損」は手痛い出費です。

S__7258247

 

 

アルミニウム造形技術

アルミニウムの造形技術に関してのお問い合わせが増えております。アルミニウムの金属造形は難しいと言われてきました。

それはレーザーの反射率と歪みの問題ですが、アルミニウムも特定の材質ですが金属3Dプリンターで造形できるようになりました。

しかし、全ての形状に対して3Dプリントできる訳ではありません。出来ない形状ももちろんありますし、通常どおり切削加工の方がいい場合もあります。

でも試作開発で金型無しでアルミニウム鋳造品が出来たり、トポロジー設計を施した難しい形状が出来たりするのでメリットも多くあります。

アルミニウムの金属3D造形技術は、メーカーによってもバラツキがありますがEOSでは高温造形も出来ます。アルミは特性上すぐに冷えて固まってしまうので残留応力がより出やすくなりますが、高温造形により熱歪みも抑える事が出来ます。また造形品の輪郭もよりはっきり出る感じです。

熱歪みが抑えられた事によってサポート材の付け方も変わります。より取りやすい形状のサポート材を付ける事が出来るようになりました。

今後もアルミニウム造形は更に技術の進歩が見込めるので、当面技術開発にも力を注ぎ込みたいと思います。

S__2523138