金属3Dプリンターへの過剰な期待?から失望?そして回復

金属3Dプリンターブームが5年前におこりまして、たくさんの企業様や大学様や研究施設などが金属3Dプリンターを導入しました。

もちろん・・今も金属3Dプリンターをご検討している企業様が多くあるのだと思います。

なんでも新しい技術が世の中に出てくると期待値は高まりブームが起こることは当然の事といえます。

これをアメリカのガトナー社ではハイプ・サイクルを用いて、新技術の登場によって生じる過度の興奮や誇張(hype、ハイプ)、そしてそれに続く失望を説明しています。 “金属3Dプリンターへの過剰な期待?から失望?そして回復” の続きを読む

金属3Dプリンター 医療機器への期待高まる

先日開催されました「Tech Biz 2019」でも医療機器関連の講演をさせていただきましたが、金属3Dプリンターの医療機器への感心が高まっているように感じます。

もう、皆様ご存知のように金属3Dプリンターは一品一様の製品を作ることに長けています。

逆を言えば自動車産業のような大量生産には不向きな工法です。 “金属3Dプリンター 医療機器への期待高まる” の続きを読む

金属3Dプリンターの技術はひと段落??

2013年に金属3Dプリンターを購入して、今は2018年。

技術の進化を期待していましたが、メーカーの開発はソフトウェアだったり、大型機だったりと私どもが望んでいる技術革新は進んでいないように感じます。

私たちが望む技術革新とは、速度が格段に早くなったり、精度が向上することを指しますが、なかなか思ったような新製品は出ていません。

金属3Dプリンター周辺のソフトウェアや周辺機器の方がむしろ開発が進んでいるようです。

新たな方式の金属3Dプリンターも出始めましたが、まだ情報量も乏しく使えそうなのか使えそうに無いのかも微妙な領域です。

金属3Dプリンターの技術の成長はひと段落してしまったのでしょうか???

弊社では金属3Dプリンターを購入しお客様の試作開発のお手伝いや、金型の供給をしておりますが、それ以外に新たな金属での3Dプリントにチャレンジしております。

もちろんお客様の要望があった材質に限りですが、すでに新たな6材質で金属3Dプリントしており知見を高めております。

3Dプリンターの開発がひと段落しているのなら、私たちができることを積極的に取り組んで行こうというのが方針でして、今できること・・そしてお客様からのニーズが多いものを取り組んでいます。

残念ながら、今は材質を明らかにすることはできませんがテスト結果は上々です。

もう少し時間はかかりますが、新素材での3Dプリントも期待しててください!

さて・・

金属3Dプリンターご購入検討のお客様が増え始めた昨今・・

非常に高価で、ランニングコストもすごい金属3Dプリンターをご購入されるわけです。

フル稼働しなければ採算どころか、足を引っ張る道具となってしまうことがあります。

自社の製品がそれに当てはまるのか・・造形した方が安くできるのか?? フル稼働できるだけの量は確保できるのか?など是非検討してください。

検討の際に、参考にしたいことがあれば是非工場見学にいらしてください。

コンサルティングなんて偉そうなことはできませんが、この5年で積み上げてきた色々な経験をお話しさせていただきます。

金属3Dプリンターへの期待が高度化へ

展示会や講演&セミナーなどで各方面のお客様とお話しする機会が多いのですが、当初の金属3Dプリンターへの関心事項からより量産イメージの関心ごとが多く出てきている事と認識しております。

以前は形が出来ているだけでも拍手喝采を浴びたものでしたが、現在は形だけでなく精度、再現性、強度、そして量産化への対応の質問が多く飛び交うようになりました。

当然の事だとは思います。

そこで「松浦機械製作所」様や「Sodick」様の様な切削加工付きの金属3Dプリンターが出てきているのだと思いますが、問題はそこではない気がしています。

レーザーやビームで金属粉末を溶かして行く方法では残留応力という歪む力が生まれてしまいますので、これをいかに抑え込めるか・・または除去できるかにかかっているのだと思います。

実際、どの金属3Dプリンターを使用しても全く歪みがない造形物は出来上がりません。ここが大きな問題となるのでこれを改善して行く必要があるのだと思います。

しかし、設備だけにそれを求めて行くのは間違いで、造形物を取り出してからの熱処理条件などでの改善も平行して行って行く必要があるのです。

最近では造形前に歪みを予測するソフト等も出ていますので、より歪みにくい造形姿勢や形状提案なども出来て行くと高度化への期待も少しは前に進んで行くのだと思います。

少なくとも、今後金属3Dプリンターを購入し始めてみようと思う方は、金属3Dプリンターのノウハウと、熱処理のノウハウふたつを習得する必要が出てきますので参考にして頂けると良いかと思います。