金属3Dプリンターのランニングコスト

これから金属3Dプリンターを導入しようと思っていらっしゃる企業様も多いと認識しております。

それには知っておかなければならない費用があります。それがランニングコストというものです。

どのメーカーの金属3Dプリンターを購入しても一様にかかる費用だと思って頂いて結構です。 “金属3Dプリンターのランニングコスト” の続きを読む

金属3Dプリンターへの過剰な期待?から失望?そして回復

金属3Dプリンターブームが5年前におこりまして、たくさんの企業様や大学様や研究施設などが金属3Dプリンターを導入しました。

もちろん・・今も金属3Dプリンターをご検討している企業様が多くあるのだと思います。

なんでも新しい技術が世の中に出てくると期待値は高まりブームが起こることは当然の事といえます。

これをアメリカのガトナー社ではハイプ・サイクルを用いて、新技術の登場によって生じる過度の興奮や誇張(hype、ハイプ)、そしてそれに続く失望を説明しています。 “金属3Dプリンターへの過剰な期待?から失望?そして回復” の続きを読む

金属3Dプリンターで発生するトラブル

金属3Dプリンターでは様々なトラブルが起こり停止します。トラブルが無いと思われている方には非常に申し訳ない話ではありますが、どんなトラブルがあるのかを知っておく事は今後の金属3Dプリンター購入をご検討されている方には重要だと思います。

金属3Dプリンターの機械的停止に関するトラブル

1.造形物の歪みによる停止

 造形物はレーザーにて高温で溶融させる為金属が少なからず膨張します。通常造形ではそんなに大きな膨張はしませんが長時間の造形になると造形物自体が高温になっていたり、また急激に薄肉に変わったりする場合に大きく膨張する場合があります。その際は粉末を敷く工程(リーコーティング)で引っかかりが生じます。停止した場合は機械を一旦停止させ、ひっかかり部をヤスリなどで均してから再スタートさせます。復旧までにかかる時間は約40分(金属3Dプリンターメーカーや機種により異なります。)

2.酸素濃度センサー破損

 造形チャンバー内は窒素やアルゴンといった不活性ガスに置換してから造形をスタートします。その際に酸素の濃度を測定し0.1%以下になっているのを確認してから造形が開始されます。チャンバーからガスが漏れていたりすれば酸素濃度が下がらないのでいつまでたっても金属3Dプリンターは動作しないのですが、センサーの破損もその1つの要因になっています。意外に何度も壊れている電機部品ですので交換部品を用意しておいた方が良いでしょう。

3.チャンバーOリング劣化

 前項でも少し述べたように造形チャンバー内からガスが漏れる場合があります。それはチャンバーのドアなどについているOリング(シールゴム)の劣化による漏れになります。もちろんこれだけの事でも金属3Dプリンターは動作しません。Oリングも予備品として用意したほうが良いと思います。

4.金属粉末漏れによる造形ステージ下降停止

 金属3Dプリンターで使用する金属粉末は非常に細かいものを使用しておりますので、ちょっとした隙間からでも金属の粉末が漏れる事があります。その粉が造形ステージの下に溜まり近接スイッチに到達できない事があります。定期的な機械をバラしての清掃が大事になってきます。また金属粉末の漏れは造形ステージ下のOリングの劣化による場合がありますのでOリングの交換も必要になります。1に清掃、2に清掃。これが金属3Dプリンターの基本ルールです。

今回は2回以上発生したトラブルを中心に紹介させて頂きましたがこれ以外に非常に困るトラブルがあります。

注意!停止しない重大トラブル

1.レーザーの劣化

 レーザーの劣化により出力が下がっていてもプリンターではそのチェック機能をもっていません。よって低出力になっていても造形をし続けてします。明らかに低出力であれば造形品質で気がつく事が出来ますが、少しだけ下がってきている場合は気がつかない場合があります。レーザーの出力チェックをマメにする必要があります。

2.粉末の間違い

 多鋼種を取り扱いだすと入れる粉末を間違えてしまう可能性があります。粉末だけを見て鋼種を判断する事は難しく、また金属3Dプリンターでも金属粉末違いのチェックはありません。造形後に気づくとは思いますが万が一気がつけない場合は異材として出荷してしまう事も想定されます。粉末の管理はWチェックするほど慎重に行うべきです。

このように、色々なトラブルが金属3Dプリンターにはありますので準備や備えを十分にしておく必要があります。何かの参考にして頂ければと思います。メーカーによって違いもありますので実機を使っていらっしゃるユーザー様への訪問をされたほうが良いでしょう。

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金属3Dプリンター!金型への普及が急伸

今まで中々振り向いてもらえなかった金属3Dプリンターでの3次元水管製作が急激に伸びてきました。

弊社での造形はもちろんですが、金属3Dプリンター購入検討のお客様も多く、ようやく3次元水管の認知度が高まってきた事が伺えます。

もっとも・・大きな効果をあげていらっしゃる企業様もありますので遅れを取らないようにという思いもあるかとは思いますが、先行の企業様はたくさん失敗してようやくつかみ取った成功です。

3次元水管も一朝一夕に満足のいく生む訳ではないのです。「冷えすぎてしまった・・」「うまく冷えなかった・・」という事を繰り返す事により表面からの水管の距離、水量、水温などをノウハウとして蓄積してきました。それがまた成功の近道だからです。

弊社のお客様でも50%の成形サイクルタイムの短縮ができているところが多くありますが、もちろん失敗もあったようです。

とは言え、金型への応用に皆様が興味を持ちテストしてみようと思って頂けた事は本当に嬉しい事です。弊社の持つノウハウや提案とお客様のアイディアを融合させる事により、早く成功事例に結びつける事が可能だと考えます。

ハイブリッド工法を用いた弊社の金型はコストも抑える事ができ、納期も早い。業界初の3次元水管検査装置を用いた水管内検査も皆様への安心として提供させて頂いております。

そろそろ試してみたいな・・と思ったら是非お気軽にお問い合わせ下さい。

図2

新年度から金属3Dプリンター(AM)プロジェクト続々

2013年から金属3Dプリンターが注目されてきましたが、ようやくここにきて金属3Dプリンターのプロジェクトが続々と立ち上がっているように感じます。

今まで調査、情報収集など実施されてきた企業様が金属3Dプリンターの活用を検討されています。非常に嬉しい反面・・責任の重さを感じます。

お客様の希望的なご意見と、現状に大きなギャップを感じているからです。

しかしながら、企業努力を惜しむつもりはありません。今まで出来なくてもこれから出来るように考えて造形をするべきですし、独自の技術を積み上げなければこの事業は成り立ちません。

樹脂の3Dプリンターの歴史を見るとそれはわかります。2012年あたりから日本でも一大ブームが到来し、街には3Dプリンター屋さんが多く見受けられるようになりましたが・・それと同時に各企業様も設備を購入した事により数年後には多くの3Dプリンター屋さんが消えました。

金属も同じ現象がいずれ起こりますので、誰もが真似できない技術の蓄積が必要となるのです。新年度からたくさんのプロジェクトがあり、参加させて頂く事になりますがこれらをうまく活用し技術の蓄積をして行かなければなりません。

補助金等もありますので、ここ1年で欧米に追いつくだけの失敗をしていこうと決意しました。

金属3Dプリンターの真価はこの1年が勝負の年となる事でしょう。

服部君

新規設備(金属3Dプリンター)検討に入る

今年に入り造形が空く日がなくなってしまいテストやチャレンジが出来なくなってきております。

金属3Dプリンターはノウハウの塊ですので常に新しい造形方法にチャレンジしていかなくてはなりません。失敗も糧とできるようなチャレンジが出来なければこの設備を保有する意味がありません。

そこで状況を見ながらになりますが新規設備の検討に入っております。

偶然にも弊社保有の設備と同じ物が中古で出回っていたり、新規でも中々良い金属3Dプリンターも出てきたようなので春まで調査に入ろうと思います。

中古の金属3Dプリンターが出だすには少し早い気がしていましたがチャンスでもあります。しかし・・中古のリスクは結構大きな物になります。レーザーを交換する必要があるかもしれないですし、保守費用もかなりかかるそうです。安かったとしてもその辺りの費用をしっかり算出しておかないと結局新品価格と変わらなかったなんて事にもなりかねません。もし、皆様もそのような場合にあたりましたら注意をしてくださいね。

さて、最近SLM(販売元:愛知産業)がよく売れているようです。品質、使い勝手、価格、互換性などなどしっかり調査する必要が出てきました。また1000Wレーザーを搭載しているので、交換する場合の費用も聞いておかなければなりません。

今月中に愛知産業様にお邪魔させて頂き詳しい事を聞いてきます。

また、3D System社からも新しい機種が出てきました。真空造形とのことでチタンやアルミなどの造形に向いている設備だそうです。

これはまだ日本にはないのでベルギーまで見に行かなくてはなりません。

今後このような状態になっていくのは目に見えています。あたらしい機種がどんどんリリースされ古い設備はあっという間にお払い箱・・

設備産業です。

最新の設備を持っていなければ競争には勝っていけません。樹脂の時と同じように・・・

先日、岩手の講演のときにご一緒させて頂いたケイズデザインラボの原さんが、3Dプリンター事業をするのに「儲かりそうだから」「流行だから」なんていう簡単な気持ちで始める物じゃないと言っていました。事実、この1年でいくつの3Dプリンター屋さんがなくなったことやら・・・

本当にそうだと思います。

調査は大事ですし、ニーズもしっかりなければなりません。金属3Dプリンターはまだまだその域にいないこともわかっていますが樹脂と同じ運命を辿らないように技術開発や製品開発を地道にやらなければならない事業です。

そんなことも踏まえ、新規設備の検討を大急ぎで実施します。

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金属3DプリンターのJ・3Dが西日本営業所検討に入ります

金属3Dプリンター造形品の注文は北海道から九州まで日本全国です。

昨年関東営業所を立ち上げましたが、いよいよ西日本の営業所も検討しなくて行けない時期に入ってきました。

大阪から西の金属3Dプリンター需要も多くなってきまして、出張ベースで対応が難しくなってきたからです。

もちろん場所も重要になるかと思いますので慎重にお客様の迷惑にならないような地域に置きたいと思います。

日本全国、金属3Dプリンター造形サービスを皆様に提供できるよう考えます。

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