金属3Dプリンターの情報続々と

このところ以前にも増して金属3Dプリンターの情報が集まるようになってきております。

海外の動向も含めまだ皆様が知らない情報ばかりです。が・・ここで公開できないのが残念です。

皆様が知らないところで色々な製品が金属3Dプリンターで造形されており、「こんなに進んでいるのか!」と思わず驚愕の声を上げてしまうほどです。

さて、今後の金属3Dプリンターの動向はどうなって行くのでしょうか?

先日聞いたお話ですと、やはり金属3Dプリンターがモノづくりの一端を請け負うことはそんなに遠い将来ではないような気がしてきました。

先日、とある場所でお話させていただいた時にお客様が「金属3Dプリンターなんて!まだまだ!」と言われておりましたが、その考え方を少し変えて行かなければならない時代が来たのかな・・と感じます。

新しい技術はどうしても受け入れがたいですし、技術に自身があればあるほど否定してしまいます。その気持ち・・実はよくわかります。ほんの数年前まで同じ考えだったからです。

しかし、最近の海外の動きはめざましく量産に近い事まで取り入れてますし、トポロジー設計も活用した軽量化に進んでいます。そこには産業構造の違いもあるのかも知れませんが、あまりにも日本の進捗と異なりびっくりします。

今、弊社でも海外の金属3Dプリンターサービスビューローとの情報交換もさせて頂いておりますが、より一層密に話して行く必要があるのだと感じました。

 

 

湿度対策は冬でも気を抜くな。金属3Dプリンターの鉄則

冬になってくると空気が乾燥してくるので金属3Dプリンターの金属粉末は安心。と思いたいですが・・・

毎日外気の湿度を計っていますと残念ながら安心できる湿度ではありません。今日でも36%の湿度がありました。金属粉末への湿度の流入はまるでお菓子箱に入っているお菓子のようにじわじわと湿度を蓄えていきます。

気がついたらかなり湿度を含んでいるということがあります。

出来る事なら25%〜30%で抑えたいところですが自然が相手なので私たちの力ではどうする事も出来ません。環境を整備するのが精一杯です。

しかし、整備しすぎて乾燥状態がひどいと静電気によって発火することも考えなくては行けません。

夏であろうと、冬であろうと金属3Dプリンターに安堵の時はありません。

金属3Dプリンターと金属粉末には本当に細心の注意が必要です。

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金属を溶融するパラメーター

色々なご質問やお問い合わせがきますが、最近ではかわったご質問が多くあります。

その中で一番多くびっくりしているのが、レーザーのパラメーターを教えて下さい。というご質問です。

残念ながらそれにお応えする事はできません。弊社が使用するEOSでは最適なパラメーターを購入しております。他社の金属3Dプリンターで全く同じレーザーを搭載している物もありますのでお応えする事は弊社にとってはコンペジター。ということでお断りさせて頂いております。

どうしてもうまくパラメーターが出来ない場合は購入先に聞く事が一番だと思います。

弊社でも現在新素材のパラメーター開発に着手しておりますが、パラメーターと言うのは時間とお金をかけて作り上げるものですので、弊社内でも重要機密事項となります。

以前からお話しさせて頂いておりますがパラメーター開発には最短で1年の月日を使う事になります。その苦労を簡単に売る事もあげる事も出来ないという事ですのでご理解して頂ければと思います。

色々なコンセプトの金属3Dプリンターが存在します。何がやりたいのか、どこまでやりたいのかなどはしっかり整理して購入する事をお勧め致します。

その際の工場見学等はご協力させて頂きますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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当たり前ではない金属3Dプリンターの事

みなさんの多くのが誤解している事・・それは金属3Dプリンターはボタンを押せば最後まで自動でしてくれるということですね。

そんなことは決してありません。本当ならそうであって欲しいと思いますが、残念ながら設備はなんらかのトラブルで停止します。

停止の一番の大きな理由が、造形物の歪みです。わずかな歪みでもリコーティング時にひっかかり停止するのです。

停止が発生すると再スタートをするのですが、引っかかったところが盛り上がっている事がありますので修正してからの再スタートになります。

金属3Dプリンターではガス置換(窒素、アルゴン)しますので、再置換しなければなりません。その時間約30分以上。

一度停止した箇所はまた停止する可能性があり、そこからはしばらく有人稼働になります。

停止した箇所には金属の収縮も加わり薄い線が入ります。金属品質的には問題ありませんが外観のマイナスイメージになります。

このように金属3Dプリンターには皆様が知らない当たり前の事が多くあります。

簡単にできると思っていた金属3Dプリンターは意外と面倒な機械なんですよ!!

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