金属3Dプリンターへの過剰な期待?から失望?そして回復

金属3Dプリンターブームが5年前におこりまして、たくさんの企業様や大学様や研究施設などが金属3Dプリンターを導入しました。

もちろん・・今も金属3Dプリンターをご検討している企業様が多くあるのだと思います。

なんでも新しい技術が世の中に出てくると期待値は高まりブームが起こることは当然の事といえます。

これをアメリカのガトナー社ではハイプ・サイクルを用いて、新技術の登場によって生じる過度の興奮や誇張(hype、ハイプ)、そしてそれに続く失望を説明しています。 “金属3Dプリンターへの過剰な期待?から失望?そして回復” の続きを読む

金属3Dプリンター造形 医療系の研究活発に

昨年度よりサポイン事業で人工股関節を金属3Dプリンターで造形する研究をしております。事実上ではもう4年ほど人工股関節の研究を続けていますが、今回は事業化への展開も踏まえての研究になります。

今回はコンソーシアムメンバーと経済産業局も交えての会議です。

昨年の事業の振り返りと、今年度の計画について話し合いが行われました。

差し当たってすぐに実施しなければならないのが、純チタンの試験棒の造形と強度試験です。

以前はチタン64での造形テストだったのですが、今回のサポイン事業では純チタンでのチャレンジにしております。

純チタンを選定した理由は単純に生体適合性の問題を、より高度にしたいため。

歯科医の方では純チタンを使用したものを多く使われておりますので。

しかし、ハードルは高いので今年度のバックアップデーターが重要になってきます。

医療の世界に金属3Dプリンターが使えるようになると、本当に色々なことができますので患者様の為にもじっくりと進めていきます。

海外ではさらに加速 金属3Dプリンター造形

欧州や米国を中心に、研究開発から自動車関連や航空・宇宙関連分野などでの部品製造用途まで採用が進みつつあります。

市場規模も2016年比で2022年には3倍になるとも予測されているそうです。

日本での金属3Dプリンターは設備台数の伸びはあるものの、マーケットの伸びは、とてつもなくゆっくりで慎重です。

世界の考え方と日本の考え方には大きな隔たりがあるのだと感じます。

しかし、3Dプリンタを活用して直接製造するノウハウは簡単なものではありません。

世界と日本の技術の差が1年、そしてまた1年と開いて行きます。

海外の事例ではGEではガスタービンで積層造形技術を活用した新たな部品を開発し続けていて、発電効率62.22%を上回ったそうです。

こういったひとつひとつの積み重ねの経験や知見が、技術の格差として現れています。

 

金属3Dプリンタは試作だけにとどまらず、製造にも使えるということをもっと皆様には知っていただけたらと思います。

生産現場で抱えているさまざまな課題(治具・型・最終部品)の解決にも、金属3Dプリンタが活用できるはずなのです。

 

金属3Dプリンターの秘密を知ってしまった日

3D造形技術展では多くの金属3Dプリンター関連の展示がされています。

目玉は先日発表のあった技術研究組合次世代3D積層造形技術総合 TRAFAMで展示されている、東芝の金属3Dプリンターです。今までの金属3Dプリンターの10倍も早いということでたくさんのお客様がご来場されています。

その他にも「Sodick」「DMG森精機」「MUTOH」「三菱重工」「松浦機械製作所」「Arcam」など目を見張る物が多くあります。

お客様も色々な情報を集める為にブースを転々と渡り歩きながら疑問を解決する為にノート片手に勉強されています。がそんな中・・・

弊社ブースにきて頂いたお客様で、「実はあの展示品うちの会社で削ったんだよね」といわれました。

ある意味驚き、そして落胆です。

歪みが大きくて結構苦労されたとのことでしたが、「そんなはずない」と思ってしまうサイズ。しかし、数々の生々しいお話を聞くと間違いないようです。

展示会にきて一生懸命勉強されているのに正しい情報がメモされていないと思うと、せっかくの勉強が台無しになってしまうのではないか??

と思う瞬間でした。

弊社では正しい情報を入手し、どの設備がどのような加工に向いていてるのか・・また、どの設備を今後導入すべきかを見極めていく必要があると考えます。

今回は「3D System」「Sodick」「Arcam(HTL)」「Canon マーケティング」「SOLIZE」の方々も弊社ブースにきて頂き、色々な情報交換をさせて頂きました。

今後の金属3Dプリンターの導入には貴重なお話でしたが、実際に使っている企業様のお話が一番聞きたいと今回の展示会で学びましたので、早速ビューローの皆様のご紹介を頂きたいと思います。

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