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急激に進む金属3Dプリンターによる3D水管金型

金属3Dプリンターで作る3D水管金型

2金型展2016(2016年4月20日〜23日開催)以来、急激に金属3Dプリンターを使用した金型の関心度が高まっています。

樹脂金型をご使用のお客様が多いように感じますが、金型形状に合わせた3D水管の配置を希望されております。

今までいくつもの事例の3D水管を造形してきましたが、一朝一夕に進む訳ではありません。表面から何ミリのところに水管を通すのかによっても結果は随分違います。冷えすぎてしまった事例もあるので注意が必要です。

金属3Dプリンターではどんな複雑な3D水管でも通す事が可能になりますが、複雑すぎてあとのメンテナンスが出来なくなっても困ります。単純でなおかつ効率の良い水管を作るには一定のテストやノウハウが必要になります。CAE解析と結果が合わない事も多く報告されております。金属3Dプリンターを使ったらすぐにうまくいく訳ではない事をまずはご理解頂きたいと思います。樹脂の種類や成形条件等も皆様違いますので成功事例がそのまま正解にはならないという事です。

3D水管の磨き(研磨)

一方でお客様からこんな要望も多くあります。

「3D水管の内部を奇麗にする事ができない??」といった内容です。日本国内で使うだけでなく、海外での生産に使用したい場合、場所によっては水質が著しく悪くなる場合があります。そうしたことに対応できないか?といようなお話ですが残念ながら今のところ100点の回答は出来ません。

が・・しかし60点ほどの回答はさせて頂いております。

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実はこの水管モデルの中は鏡面研磨がかけてあります。穴径はφ6でU字にカーブしております。どんな研磨方法かは証せませんが、物理的に研磨しておりますので当然出来ない箇所が出てきます。

直角に曲がった3D水管だと角部分の外側に黒皮が残る事もあるでしょうし、逆に内側は必要以上に削れてしまう事もあります。そして複雑すぎても磨く事が出来なくなりますのでそういった理由で点数が下がってしまうという事です。液体研磨も検討してみましたが黒皮を取る事は出来ますが金属3Dプリンター特有の積層目を取りきる事が出来ませんでした。

3D水管の効果が高い事は、金型を扱われている企業様には十分理解して頂いているとは思いますが、メンテナンスの問題は課題として残ります。

しかし、今お使いのお客様からはリピート受注を受けておりますし、効果もかなりあがっています。(詳細は機密保持上証せません)

金属3Dプリンターでの金型製作は今後少しずつ進み、それによる技術力のアップやコストダウンに繋がっていくことは間違いありません。

海外で金型を使用される場合は、マルエージング鋼は輸出規制に引っかかる恐れがありますので確認して頂いた方が良いかと思います。

輸出規制に関する資料

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S24/S24SE378.html

3D水管内部メンテナンスに光?

3D水管についてのメンテナンスの議論は随分前から行ってきました。ここにきてようやくメンテナンスの光が見え始めてきたのでご紹介させて頂きます。それが流体研磨です。完全に取りきれる研磨剤の選定と圧力をこれから見つけて行く事になりますが3D水管のメンテナンスには一定の効果があると期待しています。

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