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試作開発、金型製作の納期短縮が金属3Dプリンターのメリットになる

試作開発品の短納期化

IMG_1059試作開発をする設計者の立場からすれば、設計完了後すぐにでも手元に製品があるとこんなに嬉しい事はないと思います。そんな想いから樹脂の3Dプリンターは爆発的なヒットになりました。製品を手に取るだけで製品イメージは一気に現実へと誘うからです。それは金属でも同じ事が言えます。

試作開発における短納期化は開発サイクルを上げ最短で新製品の発表までこぎ着ける事が可能になります。

金属3Dプリンターのメリットは色々ありますが、その中の一つが短納期化だと言えます。試作品でも金型を製作しなければならない製品などは、工期が2ヶ月かかっていました。しかし、金属3Dプリンターを活用する事により工期が1週間〜2週間に短縮されます。手元に来れば問題の抽出や設計変更も素早く対応する事が出来ます。

試作開発に於いては決してたくさん作る訳ではなく、一つ二つを早く作ってくれれればいい。というものが多く存在します。そんな試作開発現場の革命と言える技術が金属3Dプリンター技術なのです。

金型製作の高付加価値+短納期化

2金属3Dプリンターを使用した金型製作には短納期化に更に高付加価値を付ける事が可能です。

一般的には樹脂金型内の水管を3次元形状設計し金型の冷却効率を高めることが出来る金型製作ですが、ダイカスト金型でも展開する事が出来ます。ダイカスト金型では温度が高い事もあり、より冷却をしたい箇所が多くあります。そんな高付加価値を付けながらも短納期化にも大きく貢献できるのです。

それは下の図を見て頂けるとわかるように、今までは材料調達だけでも1〜3日かかっていたものが材料調達の必要なくなってしまい、更に機械荒加工、中仕上加工までもが必要無くなってしまうのです。

トータル金型製作時間は短くなり手離れが良くなります。しかも、冷却水管のおかげで金型のチューニング時間(回数)が大きく削減できる事も分かっています。

トータルコストを見ることができれば金属3Dプリンターでの金型製造は大きな効果として現れる事でしょう。

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まとめ

金属3Dプリンターのメリットはハッキリ実感できるところでは短納期化と言えます。しかしながら本来見るべき項目はトータルコストです。造形だけの価格を見ると購入品としての比較でしかなくなってしまうので是非トータルの視点から比較して頂くと予想以上の効果が出ているはずです。

金属3Dプリンターとはモノづくりの改革という面では非常に期待できる技術と言えます。

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