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日本で販売されている金属3Dプリンター最新情報

金属3Dプリンターの技術は25年前からスタートしていますが、今では注目されるべき技術にまで成長したことにより色々な企業が金属3Dプリンターをリリースしています。

技術の進歩が今の金属3Dブームを加速させたと言っても過言ではないでしょう。

そんな金属3Dプリンターで日本に導入された設備も含め紹介させて頂きます。

SLM方式金属3Dプリンター

EOS

eosint_m_280_1世界的に有名な会社でトップシェアを持っています。数々の特許ももっているのでパイオニアとしては十分な実力を持っています。

特徴としてはレーザーのパラメーターを標準化し、自由に触れない設計になっていますので、いつ造形しても同じ品質のものが出来上がります。

パラメーターの縛りを外すシステムはオプションになっています。

最新機種は「M290」でカメラで監視する機能が付き、造形方法の確立や姿勢による変化等がわかるようになりました。

また昨年リリースされた「M400」は最大造形サイズ400×400。1000wのレーザーを搭載しております。

Concept-Laser

conceptlaserEOSと同じドイツのメーカーになりますが、GEに買収されました。汎用性に優れ材料開発に向いている金属3Dプリンターです。

特徴はレーザーの走り方。5mm格子に切ったデーターをランダムに飛ばしレーザーを照射します。

世界最大の金属粉末積層3Dプリンターをリリースしておりその造形サイズは630×400×500。

日本ではあまり導入されていないが、注目度の高い金属3Dプリンターです。

Arcam

arcamスウェーデンのメーカーの金属3Dプリンターでしたが、GEに買収されました。

レーザーではなくビームを搭載した金属3Dプリンターです。余熱機能もあり歪みが出にくい機構になっています。

最大出力3500wなので造形スピードも最速です。また真空プロセスなので不純物が入らないのが特徴です。

価格がレーザーに比べ高いが速度が早いので十分に回収できると言われています。

チタン造形に向いているので航空機、宇宙開発等に多く使われています。

3D Systems

3DSystemsもともとはフランスのメーカーの「Phenix Systems」という会社の金属3Dプリンターでしたが3DSystemsが買収した。

特徴は粉末を敷き詰めながらローラーで押しならしていく構造です。それにより密度が高くなると言われています。

人体が金属粉末になるべく触れないように自動化されています。一昨年に日本に上陸し昨年は爆発的に販売された機種です。

金属粉末も細かいものが使われますので、造形後の面粗度品質は粉末造形機の中では最上級です。

細かい再現性に優れているので繊細な造形品はこのシステムが一番良いとされます。

SLM

SLMこちらもドイツの企業で1968年からスタートしている歴史の古い会社です。

造形範囲が他社よりも広くなっていて、複数のレーザーで同時造形できるのが特徴です。

北米などで急速に実績をあげている金属3Dプリンターになります。

最大造形範囲の設備は500×280×325となっていて最大4台のレーザーが同時に照射します。

日本でも多くの企業が導入しました。

松浦機械製作所

松浦機械製作所パナソニックの特許を使った金属3Dプリンターになります。

造形途中で工具が出てきて輪郭を仕上げてくれる画期的な金属3Dプリンターです。

日本の金型製造の新たな工法の構築に一役買っています。

日本での金属3Dプリンターパイオニア企業です。

ソディック

sodik2OPMラボラトリーが技術提供し作られた金属3Dプリンターになります。

松浦機械製作所と同じく造形中に工具が出る仕組みになっています。

金型業界の販売網を活かし金型への金属3Dプリンターの活用に力を入れています。

金属3Dプリンターの中では最安値6500万を提示。

各種展示会にも積極的に参加し金属3Dプリンターの認知に一役買っています。

LASERTEC 30 SLM

DMG森精機から発売された金属粉末焼結造形装置です。

造形可能範囲が300mm×300mm×300mmと今までの造形装置より大きく、パウダーの交換もカートリッジ方式の採用により段取りがえが早い金属3Dプリンターになります。積層ピッチも100μmと厚めに造形できることから造形スピードも従来のものより早いと思われる。

ドイツから先行販売されており、日本では2018年の予定。

 

Renishaw

あまりたくさんの情報が出てこない金属3Dプリンターですが、イギリスでは自転車のフレームをチタン64で製作した実績がある。

日本に導入実績があるとは聞いていないが、以前から噂には上がっている。

今後情報が入り次第追加記載して行きたい。

 

 

ORLASER

一度だけ日本の展示会で見かけて機種です。ドイツのメーカーでしたが、金属粉末の蒔き方が特徴的でした。

金属を溶かすパラメーターも数々保有していて、ソフトウエアも独創的だった覚えがあります。

日本での導入実績はわかなないが、価格も安めでしたので今後導入事例が増える金属3Dプリンターかも知れません。

造形品のサンプルも非常に細かくて綺麗でしたので印象としては好印象です。

 

FDM方式金属3Dプリンター

Desktop Metal

まだ日本では発売されていないが噂になっているFDM方式の金属3Dプリンター。

今まで困難とされてきた金属材料が造形出来、また材料交換はカートリッジ方式という革新的な技術が搭載されています。

脱脂、熱処理に自信を持っており、高密度で低価格な金属3Dプリンター。今まで困難だったサポート材の除去も簡単で大幅なコストダウンが見込まれる。但し、密度などには不安要素もある。2018年9月に発売予定となる。

MarkForged

間も無く発売開始とされるFDM方式の金属3Dプリンターになります。

低価格な金属3Dプリンターで、また防爆対応不要、造形中の精度測定など期待値としてはMAXです。粉末積層では出来なかった材料のラインナップを保有しており、歪みが少ない造形に自信を持っている。

造形品サンプルを見たがちゃんと金属として成り立っているので、今後の情報にはアンテナを高くしたい機種です。

アーク溶接方式金属3Dプリンター

MUTHOエンジニアリング

mutoh_23東京農工大学との共同研究により、アーク溶接を用いた金属3Dプリンタです。価格が安く3000万円。

造形スピードも速く、熱歪みの対策も施してあります。市販されている半自動溶接機のワイヤーがあればどの材質でも可能になります。

材料の強度もバルク材と同等と言われております。

 

富士通アイソテック

富士通からもアーク溶接方式の金属3Dプリンターが発売された。

造形に使う材料はワイヤー材料になるため、現状ワイヤー溶接の材料は造形できるということになります。

アーク溶接方式は金属ワイヤー先端のアーク放電により金属ワイヤーを溶融し、これを積層することによって造形するため、材料費が安く、造形時間が短いという優位性がある。

しかし精度という観点からは劣る部分もあるのが正直なところだ。

何にどう使うのかは各方式で検討する必要がある。

LMD方式金属3Dプリンター

DMG森精機

15-JIMTOF2014-LASERTEC-65-3D_RLMD方式の金属3Dプリンターです。昨年JiMTOFでは多くの人が訪れていました

従来型の金属粉末積層造形に比べ速度が20倍速く、またツールチェンジにて5軸切削加工も行えます。

扱える金属材料はまだ未知数ですが、金属粉末造形で出来ない材料でも可能になると言われています。

価格が2億とも言われていますのでしばらくは価格と精度がネックになりそう。造形サイズはφ500×350。

オークマ

オークマから発売された金属3DプリンターはLMD方式で先端のノズルはTrunp製のこだわっているという力の入れ方です。

金型業界からの注目度が高く、金型補修などにも使われていると言います。

SLM方式とは違う材料を用いて新たな付加価値の提案をしているオークマの金属3Dプリンターは注目されている。

使用金属粉末材料も実に吟味されています。マシニングだけではなく、複合旋盤にもこの技術を搭載できることからあらゆる業界へのアプローチが可能となっています。日本での導入も進んでいます。

Inss tek

insste5韓国のメーカーがリリースした金属3Dプリンターになります。Directed Energy Deposition方式を採用しています。

造形サイズがMX3という機種で1,000 X 800 X 650 と大きく、5軸テーブルを採用しているのが特徴です。

注目すべきは造形材料。SKD11,SKD61,SKD12,SUS304,SUS316,SUS420など日本でも馴染みのある材質での造形が可能とのことです。

マザック

yk_mazak_01

Directed Energy Deposition方式の金属3Dプリンターだが・・

詳細情報がまだわかりません。

 

 

バインダー方式金属3Dプリンター

リコー

情報が少ないが金属粉末材料に樹脂を吹きかけて造形するというバインダージェット方式になる。樹脂の粉末造形と同じようにサポート材が不要ということで可能性としては広がる。しかし、脱脂、熱処理での収縮が大きさによっても一定なのか?X、Y、Zの収縮率は同じなのか?という情報がまだ少ない。

Digital Metal

Digital Metal は高精度インクジェット方式3D金属プリンティング方式です。

小型部品に特化した金属3Dプリンターでサポートが不要であり、35μmの驚異の分解能、極めて高品位な面粗度(焼結後Ra6μm)を実現しているらしい・・です。

日本での導入事例はまだないそうです。

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