ブログ

圧倒的なスピードを誇る日本の金属3Dプリンター

東芝と東芝機械が従来方式に比較して10倍以上の造形速度の3D金属プリンタの試作機を共同開発したと発表しました。

昨年行われました「モノづくりマッチングJapan 2015」で拝見しましたが、本当にとてつもない早さで造形しておりました。弊社が使用するパウダーベット方式がスローモーションのように感じます。

造形方式はレーザー照射と同時に金属粒子を噴射(溶射)する「レーザメタルデポジション方式」。造形品のコストを抑えられる金属3Dプリンターになりそうです。

まだ詳細について中々情報が入りにくいですが、造形速度がクリアされたとすると私たちが望みたいのは造形品質です。密度、面粗さ、歪みなどなど・・

2017年以降の実用化ということなので技術的な課題をきっとクリアにして頂けると思います。

しかし今、金属3Dプリンター購入検討されている皆様には非常に難しい判断になりそうなので慎重に選定する必要があります。

と・・いうのは・・「3D System」からも新しい機種の発表がありました。そして「EOS」も今年の夏には新機種の発表があると思いますし、最近では「SLM」も販売台数を伸ばしています。

前々から言っているように、金属3Dプリンターは方式が一緒でもやれる事に大きな差がありますし、そこに「レーザメタルデポジション方式」を並べて考えるとさらに慎重にならざるを得ません。

何がしたくて、どうしたいのかを明確にし全機種でのトライをお勧め致します。お金はかかりますが、あとからこんなはずじゃなかったとなるよりは・・・

調べておきたい項目は

  1. 造形品質(見た目、歪み、面粗さ)
  2. 造形密度(内部密度)
  3. 機械的強度(硬度、引っぱり、疲労、伸び等)
  4. 限界造形試験(最小穴、サポートレス、アスペクト比等)
  5. 造形時間(造形準備時間、酸素抜き時間、造形時間、冷却時間等)

これらをちゃんと調べる事が大事だと思います。

マルエージング鋼機械的特性

Return Top