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金属3Dプリンターの再現性について

3Dプリンターで製作したものの細かい再現性に付いて少しお話ししたいと思います。

金属3Dプリンターは多くの場合ファイバーレーザーを採用しておりますが再現性についてはネットを探しても出てきません。それはなぜか???

比較するものがなかったからなのかも知れません。

弊社セミナーでも多くの金属3Dプリンターの特徴をお話しさせて頂いておりますが、再現性についてのお話をしているのは唯一「3D Systems」の設備だけです。その他については一切再現性について触れておりません。

最近になって更なる情報が耳に入ってくるようになり、皆様により多くの情報を配信できるようになりました。本日は「再現性」についての情報になります。

弊社で製作する金属3Dプリンター造形品は写真でご覧になっているとおり、決して表面が奇麗なものではありません。なのに「3D Systems」は奇麗だと話していますが、そこに関わる大きな要員は金属粉末の粒径にあります。積層ピッチを細かくできるならばそれなりに品質も向上するという事です。

本日お話ししたいのは、レーザーの出力についてです。最近では金属3Dプリンターの大型に伴いレーザーの出力も上がってきました。最大で1000Wです。

スピードが早くなったのは非常にありがたいのですが、残念ながら「再現性」という観点からすると悪くなっているのです。それはファイバーレーザーの宿命なのかスポット径が大きくなってしまうという事なのです。

逆に200Wを搭載した場合、スポット径が細かいので非常に細かな再現性が実現します。更に金属粉末の粒径を細かくすればもっと向上するかもしれません。しかし・・・スピードが遅くなってしまうのです。

相反するところに「再現性」と「スピード」が存在しているのでややこしい話になってしまいます。

ここは割り切って考える必要があるのかもしれません。

金属3Dプリンター造形品は最終的に機械加工が必要であるという考え方・・というか事実を率直に受け止める事なのかもしれません。時間をかけて細かな再現性を追い求めても追加工が入るならば・・400W・・または1000Wにするか・・という理屈です。

以前はお客様も造形品の面肌を非常に気にされていましたし、私たちも気にしていました。しかし、削ってしまったらどれもほぼ一緒です。

早いに越した事はないとも思いますし、造形品質はいい方が良いのですが、価格=時間も非常に大事な事です。折り合いについては企業様によっても違うと思いますのでどのタイプを選ばれるのかはお客様の判断にゆだねられます。

スポット径と金属粉末粒径は表面品質や「再現性」に大きく影響します。が今日の結論でした。

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