J・3D NEWS

日本初の「カスタムメイド人工股関節」の開発開始

株式会社J・3Dでは以前から名古屋市立大学病院と「カスタムメイド人工股関節」の開発におけるコンソーシアムを組んできました。内容が固まってきた事と、実現できる可能性が高まった事から日本初の「カスタムメイド人工股関節」を共同開発する事になりました。

人工股関節の置換術は急速な患者の増加に伴い、患者個々の骨格・症状に合わせたカスタムメイド人工股関節の開発が求められてきました。株式会社J・3Dでは金属3Dプリンター技術とX線CT技術を融合させ、患者個々のカスタムメイド人工股関節の試作に成功した。

人工股関節人工股関節は超高齢化の影響から身体機能を補う為に必要不可欠なものとなりつつある。しかし、医療現場では既存工法で作られた人工股関節を患者の症例ごとに工夫しながら装着する為、術時間が長くなったり場合によって再置換が必要な場合もある。それらの技術的課題を解決したカスタムメイド人工股関節は、追加の補強部材の必要性がなく、その材料との位置関係や相互の干渉を考慮することなく強固な固定が得られる。

人工股関節の置換術は、全国で10万例以上実施されており、その内愛知県は全国の6%の市場で6000例の置換術がされている。これらの人工股関節の90%は輸入に依存しており、国内の産業としての確立も高い事、また、経済産業省より積層造形医療機器開発ガイドラインが2015年に発信された事が追い風となり自信が出来た。

金属3Dプリンタ(積層造形機)では単工程で一体化の人工股関節を造形することができ、これによる製造過程の大幅な時間短縮が可能となり、患者さんの病態に応じたカスタムメイド人工股関節が迅速に提供できるようになる。

今後は名古屋市立大学病院と最適な人工股関節を症例ごとに開発、試作造形を繰り返し、課題である強度試験などを実施し、確かなカスタムメイド人工股関節が提供できる体制を構築する。これらの開発が成功すれば人工骨など整形外科領域の幅広い分野で応用でき、患者の個別化医療に応える第一歩になる。

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