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金属3Dプリンターの保守点検

弊社では今週金属3Dプリンター3号機の保守点検を実施しております。(定期点検)

金属3Dプリンターはかなり繊細な設備で半年に一回の保守点検を実施していかなければなりません。高額な部品が実装されている設備なので点検を怠るとそれなりのリスクが生じてきます。今日は具体的にどんな箇所の点検をするかをご説明させて頂きます。

光学系

金属3Dプリンターにおいては何よりも重要なのが光学系です。レーザーが破損してしまいますと部品交換で200万〜2000万の修理費がかかりますのでしっかり点検をする必要があります。特に点検したいのは冷却システムです。冷却水の汚れや、冷却水の量、また添加剤の濃度などを点検しレーザーの故障の原因を除去します。また、レーザーパワーの計測。焦点距離の調整なども実施し、造形の密度不足にならないよう合わせ込みをします。

駆動系

3Dプリンター内部にはたくさんの駆動系部品があります。例えばリコーターやプラットフォームのボールネジ等あらゆる駆動系の点検をしなければなりません。金属3Dプリンターでは非常に細かな粉末を使用しますのでそれらが駆動系入り込んでしまうと、「変摩耗」や「かしり」といった現象が発生します。造形のプロセス中に停まってしまう原因にもなりますのでしっかりと点検したい箇所です。また「Oリング」の摩耗にもつながっていますので点検する際は「床」に金属粉末が落ちていないかの確認もします。もし、床に金属粉末が落ちているようなら「Oリング」が摩耗し隙間から粉末が漏れている事になります。

環境、制御系

金属3Dプリンターではチャンバー内の酸素を下げ、ガスに置換して造形をしています。チャンバー内の酸素濃度を見るセンサーが破損してしまうと機械が停止します。しっかり動作しているかの確認をしなければなりません。またチャンバー内の酸素濃度が下がらない場合どこかに隙間がある可能性があります。主には扉についている「Oリング」などに隙間ができることなので、扉もしっかり見たい箇所です。

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