金属3Dプリンター基礎知識

金属3Dプリンター用金属粉末基準

金属3Dプリンター用の金属粉末はほとんど「ガスアトマイズ法」で作られています。「ガスアトマイズ法」ではその金属の溶湯を細いノズルから噴霧して順次冷却する事により粉末になる方法の事を指します。

金属3Dプリンターで使用する粉末材料の大きさはピークで20〜30μm、最大径で60μmほどの細かい物だけを採用しますで、歩留まりが高いので価格も高いと聞いております。

更に取り出した金属粉末材料には厳しい条件が課せられます。まずは純度。当然ですが不純物が混ざっているような粉末は造形後にも不純物が混ざるということなので失格です。次に流動性です。粉末材料の供給はリーコーターと呼ばれる棒のような物で薄く敷き詰めますので粉末の流動性が悪いと均等に敷き詰める事が出来なくなります。

アトマイズ法には大きく分けて「水アトマイズ法」と「ガスアトマイズ法」がありますが、成分の安定では「ガスアトマイズ法」に軍配があがります。

これらの条件を満たしているものだけが金属3Dプリンター(粉末積層造形法)の金属材料として使われることになります。

しかし、問題も徐々にみえてきました。造形品の周りにある粉末はリサイクルするのですが造形中に飛んだスパッタや熱により球状ではない粉末が混ざりはじめます。リサイクル回数が増えれば増えるほど形状が崩れた粉末の比率が高くなってきます。どこまでが大丈夫でどこからが駄目なのか?という線を基準として設ける必要がありそうです。

enshin

 

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