弊社で造形する金属にはマテリアルデーターシートという物が添付されます。ドイツのEOS社から提供されているデーターシートになっておりまして、「通常通りに造形をしていればこのような特性になります。」というような趣旨の物です。
しかし・・これが残念ながら全て英語で書かれておりましてよくわからない・・とのご指摘も頂いております。もちろん弊社でも日本語訳にするべき活動をしておりますがその前に、マテリアルデーターシートにはどのような数値が記載されているのかをご説明しておかなければなりません。実際のデーターシートにはその他の英語が色々記載されておりますが、今翻訳中ですので少々お待ち下さい。
まずは、どのようなデーターが記載されているかが重要かと思います。
このデーターシートには基本的な材料の成分、密度、そして機械的特性が書かれています。熱処理後の特性についても記載されておりますので参考になるかと思います。
金属3Dプリンター導入当時は購入先からこのデーターシートで保証できます位の事を聞きましたが。。どうもそうではない事がわかってきました。そもそも金属3Dプリンターは非常に不安定な加工方法で、レーザーの劣化や、金属材料の状況、などでも出来映えは変わってきます。だからこのデーターシートは参考値として考えて頂く事になります。本来は造形品横に試験棒等を造形し機械的特性値を出して検査表としてお出しする事がいいのですが・・現状はまだそこまで至っておらずこのデーターシートを参考にして頂く事になります。
一応一通りの機械的特性などが記入されておりますので、是非参考にして下さい。