金属3Dプリンター基礎知識

梅雨時の金属3Dプリンター管理

講演やセミナーでも梅雨時の金属3Dプリンターの管理についてお話しさせて頂いておりますが、いよいよ6月に入り梅雨時期が訪れようとしております。

弊社では特に金属粉末の湿度の徹底管理を基本にしておりますが、この時期は本当に細心の注意を払う必要があります。

金属粉末は湿度10%以下の管理庫に保管しておりますが、それには深い理由があるのです。

金属粉末湿度が入り込んでしまうと、金属粉末が均一に敷き詰める事が出来なくなったり流動性が悪くなり設備が停止したりします。また造形品にも悪影響があることから長期にわたる保管はお勧めできません。

特にアルミニウムの粉末は湿度を吸い込みやすいので、アルミニウムを造形する場合は一度熱を入れ湿度を完全に飛ばしてから造形する必要があります。

では湿度とはどの程度は入り込むのでしょうか。

ここでは、敢えて何%とは言いませんがわかりやすく言いますと、梅雨時に「ポテトチップス」を食べ、残りを一日置いておくとわかるかと思います。

次の日に食べてみたらあのパリパリ感は無くなるかと思います。二日目になればもはや「ポテトチップス」では無くなっていたことありませんでしたか??

金属粉末は20μmほどの小さいサイズなので、表面積の塊です。そこに湿度が付着してしまうと水分だらけの金属になるという事なのです。

金属3Dプリンターの設置環境。粉末管理は金属3Dプリンターを扱う者として一番重要と認識するべきです。

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