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金属3Dプリンター故障の原因と対策

弊社ではEOS社の金属3Dプリンター4台を保有していますが、大きいな故障から小さな故障まで様々な故障が発生します。

今までの発生した、故障について原因を追求しておかなければ、また同じ故障が発生しますので、日々故障についての対策等については社内で話をします。

弊社保有の設備に限った話ですが、参考にしていただければ幸いです。

どうしようもない故障

  1. レーザーの破損
  2. スキャン装置の破損
  3. 酸素濃度測定センサー
  4. チャンバーOリング

これらの故障については、「寿命」という言葉になってしまい申し訳ありませんが、私たちでトラブル回避をするには難しい項目です。

レーザーの出力低下については、反射の影響も強いということも聞いておりますので、高出力を使うアルミニウムなどはその寿命も短くなる傾向にあります。アルミニウムを造形しないのが一番の寿命効果ですが、そうも行きませんので、出力を下げた造形パラメーターも一つの対策になるかと思います。

その他に関してはは本当に「寿命」(個体差はある)という他ありませんので、予備部品は常ね保有することをお勧めいたします。

予防保全があれば回避できる故障

  1. リコーター動作不良
  2. 造形ステージ、及びディスペンサー、コレクターの上下動の動作不良
  3. レンズ
  4. チラー
  5. コンプレッサー

金属3Dプリンターも当然毎日のように予防保全が必要です。それらを怠ると上記の故障が発生する確率が高くなります。

リコーターや造形ステージ、ディスペンサー、コレクターには摺動部が存在しておりますので、細かな金属粉は命取りです。こまめに清掃して故障を回避させる必要があります。特に金属粉末の入れ替えをしないとすればなおさらです。粉末の入れ替えをする場合は、コンタミが嫌なので、設備をバラして掃除をしますが、入れ替えがない場合はバラしをする機会が少ないと思うので、定期的にバラしは必要になります。

レンズに関しては定期というよりも毎日、毎回の清掃になります。粉末にレーザーを当てたときの煙やスパッタがレンズに付着することがありますので、造形終了後はすぐに拭き取り液を使用して綺麗にしましょう。放置するとレンズは曇り、焦点が合わなくなったり、乱反射のような現象がおきます。

直接的に金属3Dプリンターではなくてもこれが動かなければプリンターも動かない・・それがチラーです。特に注意が必要なのが、長期連休時に電源を切り放置することにより、チラー内部に藻が発生することがあります。水の入れ替えはもちろんですが、電源は落とさずに連休を過ごした方が良いでしょう。

コンプレッサーは私たちが予防できることは少ないですが、金属3Dプリンター同様定期点検をしていただかなければなりません。エアーが供給されなければプリンターも動きませんので保守はメーカーに依頼しましょう。

環境で回避できる故障

金属3Dプリンターは振動と湿度と温度差を嫌います。金属3Dプリンターを設置する場所は基礎工事をし、恒温室で空調設備をしっかり整備する必要があります。また、バックアップ電源も用意すると良いでしょう。雷などでの一次的な停電であっても安心できます。

このように金属3Dプリンターには様々な故障がありますので、予防できる部分はしっかり予防してランニングコストを抑え、スケジュールを守れるように準備しましょう!!

金属3Dプリンター定期点検

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